突然出社しなくなった従業員から100万円を超える残業代を請求されたが、残業代請求を退け、従業員に貸し付けていた金銭を回収できた事例

従業員の職種:ルート配送ドライバー

相談の内容

ある日、急に従業員が出社しなくなりました。貸付金もありどうしたらよいかわからなくなっていたところ、突然、その従業員の代理人弁護士から未払い残業代を請求する内容証明が届きました。

対応内容・結果

1 残業代の計算

未払い残業代を請求された場合、まずは、当該従業員に対して残業代が発生しているのかどうか判断しなければなりません。
そのため、当方で残業代の計算根拠となる資料(日報や賃金台帳等)を検討し、仮に裁判をしたらどの程度の未払い残業代が命じられるかを推定計算しました。
その結果、就労期間が短いこともあり、ゼロではないものの、数十万円程度の未払い残業代を命じられる可能性があると判断しました。
そこで、相手方に資料の開示をしたところ、代理人弁護士から100万円を超える残業代の請求がされました。

2 相手方の預金口座の仮差押え

本件は、従業員がある日突然来なくなり、その従業員が行う予定であった配送をキャンセルしたなど、会社に損失が大きく出ているケースでした。
さらに、当該従業員に対する貸付金もそれなりにありました。
相手方代理人弁護士と交渉しましたが、貸付金は返済しないとのことでしたので、給与支払いをしていた相手方の銀行口座の仮差押えをしました。
それにより、相手方との交渉が有利に進み、相手方は残業代の請求をとりやめ、貸付金を分割で全額返金するという内容で解決しました。

本件のポイント

本件のように未払い残業代の請求をされた場合には、残業代の基礎となる労働実態の事実調査や根拠資料等の法的分析を行い、裁判を見据えて交渉を進めることが肝要といえます。
未払い残業代を請求された場合には、早めに弁護士にご相談されることをお勧めします。

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